
循環器内科
当科について

「最近、息切れがするようになった」「むくみがひどくなってきた」「胸の違和感が気になる」——。こうした症状の背景には、心臓の働きの低下や血管の異常が関係している場合があります。
当院の循環器内科では、心不全や高血圧、不整脈、狭心症などの心臓・血管に関わる病気を専門的に診療しています。特に心不全の治療には力を入れており、高齢の患者さまを中心に、安静・食事療法・薬物療法を組み合わせた丁寧なケアを提供しています。
心臓の病気は進行すると命に関わるだけでなく、日常生活の質(QOL)にも大きく影響します。だからこそ、早期の診断と適切な治療、そして再発予防が何より重要です。
「これって年のせい?」「以前より階段がつらい」「検査はどこまで受けた方がいい?」というような小さな疑問でも、ぜひお気軽にご相談ください。
主な症状
- 動悸、息切れがある
- 階段や坂道がつらい
- 足や顔にむくみが出てきた
- 胸の圧迫感・痛みがある
- 健康診断で血圧が高い・心電図異常を指摘された
診療の特徴
1. 心不全を中心とした高齢者医療に強み
当科では、ご高齢の方の心不全治療に多く関わっており、入院中は一人ひとりの生活背景や体力に合わせた丁寧なケアを心がけています。症状の安定化を図る急性期の治療だけでなく、再発予防や退院後の生活に向けたサポートにも力を入れており、安心してご自宅での生活に戻っていただけるよう、多職種で連携した支援を行っています。
2. チームで支える再発予防と生活指導
心不全や高血圧などの慢性疾患は、生活習慣や薬の自己管理が非常に重要です。当院では、医師・看護師・薬剤師・管理栄養士・リハビリスタッフが連携し、患者さまごとに最適なサポート体制を整えています。
- 栄養指導(塩分・水分制限など)
- 内服管理・薬の調整
- 退院後の生活支援
- リハビリテーションによる体力回復
患者さん・ご家族と一緒に、「安心して暮らせる毎日」を支えることを目指しています。
3. 他科との連携による総合的な診療
誤嚥性肺炎や尿路感染症など、循環器以外の病気も高齢の患者さまには多く見られます。当院では、内科全体で診療連携し、呼吸器・泌尿器・神経系なども総合的に対応しています。
入院中に他の疾患が見つかった場合も、院内で迅速に診断・治療を進めることが可能です。
対応している主な疾患
- 心不全(急性・慢性)
- 高血圧症
- 狭心症・心筋梗塞の術後管理
- 不整脈(心房細動・期外収縮など)
- 弁膜症(大動脈弁狭窄症など)
- 心臓肥大・心拡大
- 動脈硬化症
- 不整脈(心房細動・期外収縮など)
- 高コレステロール血症による循環器リスク
- 心筋症、心膜炎、心内膜炎 など
医師よりメッセージ
心臓の病気は、加齢とともに起こりやすくなるものですが、適切なケアによって症状の進行を防ぎ、日常生活をより安心して過ごすことができます。「体の変化は年齢のせいかも…」と思われることでも、医療的なサポートが役立つ場合があります。その方らしい暮らしを大切にするために、私たちは一人ひとりに寄り添った診療を行っています。日々の中で感じる「ちょっとした違和感」も、どうぞ気軽にご相談ください。
外来担当医表
月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | |
午前 | 山近史郎 | 山近史郎 | 冨地洋一 | 河野佑介 | 赤司良平 | |
瀬戸信二 (第1・3週目) |
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午後 | 瀬戸信二 | 山近史郎 |
医師紹介
名前 | 瀬戸 信二(せと しんじ) | |
出身校 | 長崎大学医学部 昭和50年卒業 | |
所属学会 |
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名前 | 賀來 俊(かく たかし) | |
出身校 | 長崎大学医学部 昭和48年卒業 | |
所属学会 |
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名前 | 山近 史郎(やまちか しろう) | |
出身校 | 長崎大学医学部 昭和57年卒業 | |
所属学会 |
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名前 | 冨地 洋一(とみち よういち) | |
出身校 | 鹿児島大学医学部 平成14年卒業 | |
所属学会 |
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