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リハビリテーション科

Rehabilitation

当院のリハビリ室は春回会ビルの6階にあります。リハビリテーションでは、幅広い急性期疾患の患者様を対象にリハビリテーションを行っております。対象疾患は、誤嚥性肺炎・COPDなどの呼吸器 疾患や糖尿病・心不全などの内部疾患、脳卒中、整形疾患、外科的手術後の廃用症候群、担癌患者様となっています。

スタッフ

入院部門計20名
作業療法士7名
言語聴覚士3名
リハビリアシスタント2名
外来部門計3名
理学療法士2名
作業療法士1名

リハビリテーション科行動指針

  • 自分の専門性に責任をもつ。
  • 部門の垣根なく、皆で助け合い支えあう。
  • 患者さまに関することは経験や役職に関わらず進言し、受け手は謙虚に受け止める。
  • すべてのスタッフがやりがいをもって働ける職場をつくる

理学療法について

リハビリ室で、筋力トレーニングなどの運動機能練習、座ったり歩いたりの基本動作練習などを行っています。
午後からは患者さまの病室を訪問し、手術後や肺炎・脳卒中急性期の方のリハビリを中心に実施しています。

理学療法の具体的な練習内容は以下のようなものがあります。

  • 関節の動きの拡大を図るために関節を動かす練習
  • 重りや運動用のゴムを利用しての筋力強化練習
  • 転倒予防のためのバランス練習
  • 麻痺がある方には麻痺している手足の動きを引き出すような練習
  • 呼吸困難がある方には息切れを軽減する指導
  • 痰が多い方には痰を出すための体操・咳の練習
  • 起き上がる、座る、立つ、歩くなどの基本動作練習
  • トイレをする、外を歩くなどの身の回り動作の実戦練習

また入院病床がある第1病棟、第2病棟、第3病棟、それぞれの病棟に専属の担当理学療法士を配置し、主治医や看護師と密接な情報交換のもと、チーム医療が展開できるよう努めています。

作業療法について

作業療法の定義としては、「身体又は精神に障害のある者に対し、主としてその応用的動作能力又は社会適応能力の回復を図るため、手芸、工作その他の作業を行わせることをいう。(理学療法士及び作業療法士法第2条)」とされています。

ここでいう作業とは、起きる、手を伸ばして何かをとる、食事をする、歩く、服を着る、風呂に入る、仕事に行くなど、人間が生きて生活を行うすべての行動(身体的、精神的)、更衣、活動、動作をさします。

そのため訓練場所としては、主に病棟や病室で行い、日常生活動作訓練や作業活動を中心に練習を行っています。

当院での作業療法の具体的な内容としては以下のようなものがあります。

  • 早期離床のための病室内の環境調整や作業提供
  • 認知症やうつ傾向があられる方の評価・アプローチ
  • 軽度認知の方へ脳賦活のため、個別やグループでの学習療法や手芸活動を実施
  • 食事や整容、更衣、排泄、入浴などの日常生活動作(ADL)の練習
  • 調理、掃除、洗濯の動作練習や外出練習、買い物練習、バス昇降練習などの日常生活関連動作(APDL)の練習
  • 在宅へ戻られる前に、家屋チェックや動作チェックの実施、家屋改修についての助言や福祉用具の選定
  • 入院中でも季節を感じて頂けるよう、季節に応じた行事を企画して一緒に楽しんでいます。

上記のような関わりを通し、安心した入院生活や在宅生活が送れるようにサポートを行います。
当院の作業療法では、患者様の入院生活が少しでも潤うように「楽しめる」作業療法をモットーに日々取り組んでおります。

言語聴覚療法について

「言語聴覚士」とは、英語でSpeech Therapist(略称ST)と言われています。

厚生大臣の免許を受けて、言語聴覚士の名称を用いて、「言語聴覚療法」を行う事を業とする者をいいます。
言語聴覚士療法の定義としては、音声機能、言語機能又は聴覚に障害のある人々に対して、その機能の維持向上を図るため、言語訓練その他の訓練、これに必要な検査及び助言、指導その他の援助を行う事を指します。さらに、脳卒中の後遺症や神経難病の症状である嚥下障害(うまく飲み込めない、飲み込むとむせる)に対する嚥下訓練を、診療の補助として医師又は歯科医師の指示の下に行います。

当院では2006年7月より非常勤STを配置、医師・歯科医師・病棟看護師・STなどで構成される、摂食・嚥下リハビリテーションチームを立ち上げその活動に力を入れてきました。2008年5月からは1名のSTが常勤し、2018年現在ST3名まで増員しその活動の更なる拡大を図っています。

当院での言語聴覚療法の具体的な内容としては

  • 嚥下障害の方のベッドサイドえの簡易検査
  • 口唇・舌や喉などの筋力や可動性向上訓練(間接訓練)
  • 嚥下状態に合わせた食事形態の選択・食事方法の検討と実際に食事を食べる訓練(直接訓練)
  • 嚥下造影検査(VF)・嚥下内視鏡検査(VE)施行補助と、検査結果をもとにした訓練
  • 在宅・施設などに戻られる方への食事形態・接取及び解介助方法の指導
  • 言語障害(失語症や構音障害)の方のコミュニケーション訓練

などを行っています。

当院はコメディカルに多職種が在籍しています。STの得意領域を生かし、同時に他の職業と協議しながら、リハビリを行っています。

急性期リハビリテーションへの取り組み

現在、入院に伴う体力の低下を防ぎ、早期の自宅退院や社会復帰を目指すために、十分なリスク管理のもと急性期から積極的なリハビリテーションを行うことが強く勧められています。

当院でも医師の監視下で呼吸状態や血圧などを観察しながら、可能な限り早期にベッドサイドからリハビリテーションを開始するよう努めています。

入院時リハビリテーションスクリーニング当院では積極的な急性期リハビリテーションの実践を目的に、スタッフが全入院患者の情報収集を行っています。患者様から直接お話しを伺い簡単な検査を行うことで、リハビリが必要な方を早期に把握して主治医へ相談するようにしています。
病棟生活練習入院後より早期から生活のなかでご自分でできることが増えるように、必要な方にはリハビリ室での基礎練習だけでなく、病棟のお部屋にて食事、歯磨き、トイレ、着替えなどの練習を同時に行います。
また入院前の生活様式に合わせ、外を歩いたり、バスに乗ったりといった外出練習なども実施します。
早出遅出による病棟生活練習早朝は午前7時30分より、夕方は18時30分まで早出遅出の当番出勤を行い、食事、歯磨き、トイレ、着替えなどをできるだけ自分の力で発揮して行えるよう支援しています。
土曜・祝日・日曜のリハビリテーション土曜や祝日は平日同様のスタッフを配置、日曜や年末年始はスタッフが交代で出勤し、継続的なリハビリテーションを提供しています。

摂食嚥下リハビリテーション

活動内容

当院は誤嚥性肺炎など摂食嚥下障害を有する患者さまが多く入院されます。当院では言語聴覚士が中心となり、2007年より摂食嚥下リハビリテーションチームが発足しています。患者様へより効果的・効率的な摂食嚥下リハビリテーションが行えるよう、月2階のカンファレンスを中心に多職種でのチームアプローチを進めています。また、在宅や施設、他病院入院中の方で嚥下評価依頼があった方を対象に、嚥下パス入院も行っております。金曜日の午後から週明け月曜日午前中までの3泊4日の入院で、金曜日の入院の際にVE,次の日にVFを施行、退院前に本人、家族、必要に応じて関連スタッフに来院してもらい、食形態、姿勢、環境調整について説明を行い、退院となります。

スタッフ

医師、看護師、言語聴覚士、理学療法士、作業療法士、管理栄養士、医療相談員、放射線技師、歯科医師・歯科衛生士(非常勤)

実績

2010年2011年2012年2013年2014年
嚥下内視鏡検査108件149件118件188件162件
嚥下造影検査60件44件45件46件66件

地域での活動など

外来リハビリテーション

パーキンソン病や慢性閉塞性肺疾患、変形性膝関節症などの疾患をお持ちの方に対して、当院医師の指示のもと外来通院でのリハビリテーションを実施しています。

健康増進・介護予防分野への取組み

人間ドックでの体力測定
一泊人間ドックの方に対して、握力測定、垂直飛び、体前屈などの体力測定を実施しています。