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2026年10月16日お知らせ
令和8年度「井上満治医学研究奨励基金」受給者決定のお知らせ

当院では、未来の医学・医療を担う若手研究者の育成支援を目的として「井上満治医学研究奨励基金」を運営しております。

本基金は、長崎大学医学部医学科および大学院にて、国際的に優れた研究発表を行った学生や、将来国際的な医療・研究活動で活躍が期待される学生へ授与しているものです。

今年度は厳正な選考のもと、以下の5名が受給者として決定いたしました。

受給された皆様の弛まぬご努力に敬意を表するとともに、今後のさらなるご活躍を心より応援しております。

令和8年度 受給者(5名)

■ 尾迫 広務 さん(医学部医学科 6年)

研究内容:猫におけるSFTSの診断およびデング熱流行の解析
致死率が高いSFTSの早期診断に役立つスコアリングモデルの構築や、ベトナムにおけるデング熱流行の時空間解析を実施。在学中に筆頭著者として2報の論文が国際誌に掲載されるなど、感染症対策や医療資源の最適配分に貢献する質の高い研究成果を上げています。

■ 永武 摩梨 さん(医学部医学科 5年)

研究内容:殺虫剤抵抗性を持つマラリア媒介蚊に対する新たな殺虫蚊帳(PBO-LLIN)の有効性検討
既存の殺虫剤に抵抗性を持つ蚊の増加が世界的な課題となる中、新世代の殺虫蚊帳の予防効果を検証。国際保健の現場を見据え、論文執筆や現地研修などグローバルな研究活動を展開しています。

■ 石山 彩乃 さん(大学院医歯薬学総合研究科 医療科学専攻)

研究内容:定量的磁化率マッピング(QSM)を用いた頸動脈プラークの成分評価
MRIの最新画像技術を用いて脳梗塞の原因となる血管病変(プラーク)の性質を正確に評価する研究です。非侵襲的で精度の高い診断技術として、将来の臨床現場への実装に向けた検証を進めています。

■ 前田 賢吾 さん(大学院医歯薬学総合研究科 先進予防医学共同専攻)

研究内容:高齢者における多剤併用(ポリファーマシー)と介護サービス利用の関連解析
超高齢社会における多剤併用のリスクに着目し、大規模な地域住民データの分析を実施。高齢者が安心して生活できる医療・介護の連携体制や多職種協働のあり方に寄与する研究を行っています。

■ 福島 光基 さん(大学院医歯薬学総合研究科 医療科学専攻)

研究内容:非結核性抗酸菌症に対する病態解明および新規治療アプローチの検討
近年増加傾向にあり治療が難しくなっている呼吸器領域の難治性感染症や市中肺炎を対象に解析。基礎研究と臨床データの双方から病態を解明し、新たな治療法の確立を目指しています。